『祭り』とは元々、様々の人々が立場を超えて平等に祈る、 感謝の儀式のことです。昔から人々は輪になり、歌い踊り、神様に祈りを捧げてきました。また『祭り』は、たくさんの人がそれ ぞれの役割を分担して、知恵をだしあってみんなでつくります。コミュニケーションが薄れがちな都会に祭りを興すことで、人と 人、人とエネルギーの繋がりを実感し、たくさんの違った考えや職業、立場の人が集まり、より素晴らしい生き方を、一緒に考えられ ると思ったからです。
太陽の「SUN」、「サンサン」と降り注ぐのサンの意味です☀。
大阪には世界に誇れる「笑い」と「芸術」、独自のコミュニケーション文化があります。 物事を斜め目線から見る発想の転換や、生活から生まれる大阪ならではの文化を取り入れる事で、より身近に今の日本が抱える問題点をポジティブに変換して 感じることが出来ると思ったからです。
「笑い」のエネルギーは、人に笑顔をもたらし、「芸術」のエネルギーは力を与えます。この2つのポジティブなエネルギーにより、今の日本や世界が抱え る問題点を楽しく解決できると考えたからです。
1年半かけて「☀◉TAIYO③③OSAKA◉☀」というプロジェクトが 創られていく過程をみてもらい、みなさんと一緒にゼロから祭を興していくことを実感したいからです。つまり、みんなで楽しい未来を一緒に作りたいからです。
TAIYO33OSAKAはイベントの名前ではなく、プロジェクトの名前です。
TAIYO33OSAKAは、原発に賛成でも反対でもありません。自分の意見を自由に表明出来るニュートラルな場所であり、自分の答えを出せる様に考えを深めることの出来る場所です。そして、様々な意見を持った人たちが対等に存在出来る場所です。脱原発の人も、原発推進の人もまだよく解らない人も、TAIYO33OSAKAでは 自由にディスカッションする事が出来ます。
音楽、ダンス、絵画、ファッション、写真、ワークショップ、 講演、上映会、お笑い、などなど。様々な分野の人たちが、立場と年齢を超えて一斉に集うお祭りになる予定です。もちろん来て頂く お客さんも祭りづくりの一人です。
入場料金を来た人が決めるしくみです。お金の価値は人によって様々です。TAIYO33OSAKAのイベントに来て、内容を見て頂いたお客さんに自分で値段を決めて、払ってもらうことによって、もう一度お金の価値や役割について一緒に考えたいです。
イベントやもの作りに関わる人が、出来る限り平等に、 誰かだけが負担にならないものを話し合い考えていたら、33システムが出来ました。このシステムは今の段階で完成し ているわけではなく、みなさんの意見を参考にしてよりよくしていきたいです。
現在では、具体的にチラシの印刷代、アーティストの交通費、経費や雑費、などに使われています。今後は、みんなにいいもの(ソーラーシステムなど)を作ったり。 市民のみんなで使えるものに使う予定です。できるだけのエネルギーレスな活動を目指しています。
自分の使っているエネルギーがどこで作られ、どのように自分のもとにやってくるか。そしてそれは自分にとっていくらの価値があるのか? その流れを知るように、みなさんに頂いた収益金が実際に何に、どのように使用している かを知ってほしいからです。
ミュージシャンや、会社員まで色々な仕事や立場の、様々な年代の人がいます。
「エネルギーはここにある!」というコンセプトをもとに、祭りに向けて具体的な内容をつめたり、おもしろ企画をみんなで考えるミーティングをしたりしています。
TAIYO33OSAKAは、みなさんが様々なエネルギー(芸術、笑いなども含む)について考えるきっかけになるようなお祭りにしたいと考えています。なので、このイベントが開催された後、来て頂いたお客さんがエネルギーについてもう一 度考え直し、次に何か行動に移せるようになるとうれしいです。